とある教師の教育突破論

現代教育への困難にどう対処し、突破していくかの糸口を独自に考えた独断と偏見に満ちた教育論を展開していきます。

超重要!!!! 5分休憩の使い方

みなさん、こんにちは。

 

Mr.スナフキンてす。

 

ブレイクスルー第3弾です。

 

本日は、
5分休憩の使い方
についてお話します。

 

授業と授業の合間の5分休憩、
大事ですよね。

 

教師にとっても、
子どもにとっても。

 

特に、子どもにとって、
この5分休憩の使い方が甘ければ、
授業の規律がなくなったり、
ダラっとした感じの授業になったりします。

 

逆に、この5分休憩の使い方を
子どもたちがきちっと理解していれば、
規律と楽しさが

共存する学級経営
できるのではないかと思います。

 

 

さて、先生の皆さん、
日々の授業でこんなことはありませんか。

 

授業が始まってすぐに、
「先生、トイレに行ってきてもいいですか。」

「先生、○○忘れました。」

ありますよね。

 

僕はねぇ、

 

多々ありました!!

 

そして、トイレを1人目許可すると、
あとからゾロゾロと………。

 

休み時間に
行っとけやぁぁああっ!!!!

 

心の中で叫びますね。

 

忘れ物についても同じ。

 

「先生………、」

と1人目が来たときに、


「ここだっ!!」と言わんばかりに、
他の子どももゾロゾロと連れだって………。

 

「先生、○○忘れました。」

 

「先生…、○○……、」

 

「先生………、」

 

もうええっ!!
全員戻れぇっ!!

 

ってなりますよね。

 

道徳とか英語とかが多いかな。

 

ホント、
なんで休み時間に
言いにこうへんねんっ!!
って思いますよね。

 

これねぇ、ホント困ります。

 

授業の中断に加え、
こっちのテンションも下がりますから、
そこからにこやかに………、
ってのは、なかなか無理があります。

 

これが、日常茶飯事になると、
もはや学級としての機能は
失われつつあるのかもしれません。

 

ですから、授業のため、
クラスのため、
そして、子どものために
5分休憩の使い方の指導は、
必要不可欠なんですね。

 

では、指導の話に移っていきますが、
今回は3つのキーワード
子どもたちと一緒に確認していきましょう。

 

①物の準備
②体の準備
③心の準備

 

5分休憩は、
上記の3つの準備をする時間なのだと
子どもたちに伝えましょう。

 

子どもってね、不思議なもので
「休憩」って言われたら、
文字通り、本当に
休憩しちゃうんですよね。


で、子どもにとっての休憩は、
基本的に遊ぶことなので、

おしゃべりに夢中になったり、
遊びだしたりして、

 

チャイムからチャイムの5分間を
こちらが望む使い方をしようなどと

微塵も思わないんですね。

 

ですから、
授業が始まったタイミングで、

 

「あ、トイレ………。」
「あ、教科書ない………。」

ということになるんです。

 

そう考えると、5分休憩っていう
言葉の使い方自体を変えた方が
よさそうでもありますね。

 

では、3つの準備について説明していきます。

 

①物の準備

 

物の準備は、言葉の通り、
次の授業に必要な物を
事前に机の上に出しておくこと
ですね。

 

この習慣が身に付くと、
5分休憩のときに、
忘れ物の報告に来れます。

 

そうすると、
忘れ物に対するリカバリーが
できるようになります。

 

忘れ物は良いか悪いか聞かれたら、
悪いことであると思いますが、
人は失敗をする生き物です。

 

失敗をどうカバーするかの方に
目を向けられたら、
僕は忘れ物のことに対して
あまり注意はしません。

 

(あまりに続くようなら、
もちろん、指導しますが…。)

 

失敗に対する対処が間違っていれば、
教えてあげればいいですし、
対処の仕方がわからなければ、
それを聞くよう促します。

 

「先生、○○忘れたんですけど、
どうしたらいいかわからないので、
教えてください。」

 

賢い子どもは、

対処の仕方がすぐに考えられるので、
あまり上記のようなケースには
なりませんが、

 

支援が必要な子どもは、
このような言い方をしっかり覚えさせ、
言いにこれたときには、
まず、しっかり褒めてあげてくださいね。

 

「持ってきてないのは、
いけないことだけど、
ちゃんと言いに来れたのは
えらかったね。」、と。

 

物の準備をすることが
クラスに浸透してないときは、
準備ができている子を褒める。

 

物の準備がクラスに浸透してきたら、
クラス全体を褒める。

 

そうして、授業の時間を45分フルに
使うことができれば、
最高ですよね。

 


②体の準備

 

体の準備は、
次の授業を集中して受けるための
体のコンディションを整えることです。

 

例えば、トイレや水分補給ですね。

 

ただ、トイレも長くなるときもありますし、
5分休憩終盤に催してくる可能性もあります。

 

そのときは、
「先生、授業に遅れるかもしれません。」
と言いに来させるようにしましょう。

 

自分のことを伝えることも
大切なことです。

 

これで、授業中の
「先生、トイレ………。」
を防ぐことができます。

 


③心の準備

 

心の準備は、
次の授業に集中して取り組める
心のコンディションを整えることです。

 

なんだかざっくりしていて、
子どもにとっては、
これが一番難しい

かもしれません。

 

心のコンディションを整える、

つまり、チャイムの合図で
気持ちを切り替えることができる心
にしながら、リフレッシュする
ということです。

 

5分休憩のおしゃべりに夢中になりすぎると、
チャイムで切り替えられず、
チャイムがなっても、

おしゃべりを続けてしまうかもしれません。

 

そうならないように、
自分で自分の心にセーブをかけながら、
リフレッシュする、というものです。

 

もちろん、これはなかなか難しいもので、
クラスの雰囲気がフワフワしているときなどは、
気持ちの切り替えができないときもあります。

 

「おい、今そんな
テンション上げるときじゃないやろ!!」
と、一喝で済ませる場合もありますし、

 

チャイムが鳴ってから、
自分達の5分休憩の使い方を
考えさせるときもあります。

 

まぁ、こういう注意は
これはこれで大事なので、
イライラせずに、自分達のことを
考えさせるチャンス

と思ってください。

 

さて、3つの準備について、
お話しましたが、
これは、先生たちも同じです。

 

トイレに行く時間は、
今のところ、僕は5分休憩の間に
見出だせたことはありませんが、
物の準備と心の準備はできます。

 

(ホント、子どもがいるときにトイレなんて

絶対むりです。

間に合うわけがない…。)

 

(それでも、どうしても…、のときは、

「ちょっと課題やっときぃ!!」と言って、

職員室に物を取りに行くふりをして、

トイレまでダッシュします。)

 

(↑廊下を走ってはいけないのは、

わかっていますが…。)

 

ただ、なかなか指導があったり、
準備に時間がかかるときも
あるかと思います。

 

そういうときは、
事前に子どもたちに伝えましょう。

 

「スマン、
準備にまだ時間がかかるから、
あと2分待っといてくれるか!!」、と。

 

事前に言うことも、大事なことですね。

 

(トイレの時は、意地でも言わんが…。)

 

先程もお話しましたが、
子どもは言葉を言葉通り受け取ったり、
自分に都合の良い解釈をしたりします。

 

そのときに、これは○○じゃない、
というのではなく、
何をするためのものなのかを
しっかりと言葉にしていく

ことが大切です。

 

新学期の始めには、必ず授業中に
「先生……」軍団が現れます。

 

そのときに、
「みんな、5分休憩の意味、
わかってるか?」と
問いかけて、そこから一緒に確認し合っていくと、
徐々に浸透していくのではないかな、と思います。

 


それでは、今日はこの辺で。

 

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。